学年組別対抗戦 第三章 中

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ミリエル「炎よ、我が意に従い、敵を燃やせ!」 【ファイヤーボール】 拳大の火球が九つ、包囲しながらツバサに向かう。 ツバサ「おわぁ!」 ツバサは慌て九つの間である中央に飛び込んで避ける。 ヴァルス「ハー!!」 そこに待ち受けていたヴァルスが黒百合を左に薙ぐ。 ツバサ「オラァ!」 空中で体制を変え、黒百合の刀身に蹴りを当てる。 攻撃を弾かれたが 直ぐに反転と同時に白百合を振る。 ツバサ「よっと!」 しかしツバサは白百合の追撃もしゃがんで避けて直ぐに後ろに跳んだ。 ツバサ「惜しかっグボラァ!?」 ミリエル「余所見してんじゃないわよ。」 後ろに回り込んでいたミリエルががら空きの背中に正拳をぶち込んだのだ。 しかも強化を使っているみたいで殴った時にヤバい音が響いたのだ。 シエノ「今度からふざけるのはやめよう。」 控え室で見ていたシエノは、心の底から身震いした。
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