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ミリエル「どうやら、相談は終わったようね。」
ヴァルス「・・・あの女の子は、強いよ。」
ヴァルスは小太刀を逆手に構える。
ミリエル「わかってる。」
ミリエルもライテウスを着けた右手を前に出して構えた。
ラン『行くわよ。』
ランは、一歩踏み出すと勢いよくヴァルスに向かった。
ヴァルスも同様にランを迎え撃つ。
ラン『ハ!』
ヴァルス「フッ!」
剣と黒百合がぶつかる。
ランは素早い動作で剣を戻し、振り下ろすがヴァルスは白百合を使って弾き返す。
ヴァルス「ゼィ!」
黒百合をランの顔に突き出す。
ラン『甘いよ。』
ランは、翼を羽ばたかせる。
ヴァルス「うわぁ!」
翼からの突風に飛ばされそうになる身体を踏ん張り耐える。
ミリエル「雷撃よ、槍となりて、敵を貫け」
【ボルテニック・スピア!】
ミリエルは胸の前で両手を合わせ、ゆっくりと離しす
離された手から雷が槍の形を作っていく。
雷の槍を右手で握り締め、ランに向かって投げた。
ラン『当たんないわよ!』
斜線上から離れる。
ミリエル「あんたこそ、甘いわよ!」
バッ!と右手を動かすと雷の槍は、剣の形に変わる。
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