勝負というなの暇潰し

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遡る事三時間ぐらい シエノ「だったら、勝負しようじゃないか。」 ミリエル「勝負?」 俺の言ったことを反復し首を傾げた。 シエノ「そうだ。 昼の一時、第三闘技場で勝負し、俺が負けたらお前の従者なり犬にでもなってやる。」 ミリエル「いいわ。やってやるわよ!」 その言葉を聞きニヤリとするがバレないように手のひらで口を覆う。 シエノ「言ったな?二言はないな?」 ミリエル「当たり前よ!」 女は、腰に手を当てて胸を張っている。 (フィィィシュ!) シエノの計画通りに事が運んだ。 シエノ「ならば、俺が勝った場合は、俺専属のメイドになって貰うぞ。」 一瞬の静寂 女子一同「ハア?」 男子一同「何ーーー!!」 女子の声は男子生徒の叫び声でかき消される。 どうやら、あの女は人気があるらしいな シエノ「そうだな・・・・・・」 右肘を左手に置き、顎に右手を付ける。 考える人のポーズをし シエノ「朝は、おはよう御座いますから 夜のお休みなさいませまでの御奉仕をフリルを盛大に使用したミニスカメイド服を着用して一日中して貰う!」 ミリエル「な、な、な・・・・」 段々顔を赤くしていく女の反応を見て笑みを浮かべる。 ミリエル「あ、あんた嵌めたわね!」 シエノ「嵌めたとは失礼な。お前は、了承したではないか。」 ミリエル「け、けどそんな事言ってない。」 シエノ「それはそうだ。 こっちが言う前にお前が承諾したのだからな。」 シエノは悪知恵を働かせ畳み掛けていく。 シエノ「そ・れ・と・も! 俺に負けるのが怖くなったのかな?」 ミリエル「・・・・・・ッ!」 女は、顔真っ赤にし ミリエル「や、やってやろうじゃないの!」 (チェクメイト。) 自棄になった女に 話が上手く運んだことにシエノは喜んだ。 、
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