勝負というなの暇潰し

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合図と同時に最初に女が動く。 ミリエル【炎よ。我が意に従い、敵を燃やせ!】 詠唱が終ると女の背後から大きな岩程のデカサがある火球が四つ現れた。 ミリエル「行きなさい!」 【ファイアーボール】 四つのファイアーボールが一気に俺に向かう。 シエノ「ハッ!そっちが魔術ならこちらもだ!」 【フリーズランス】 迫る火球と同じ数の氷の槍を作る。 「行け!」 言葉に従い、氷の槍が火球とぶつかり合う。 そして二つの威力は、互角だった為に相殺された。 シエノ「ふむ~結構な魔力だ。 これならば将来は有能な魔術師になれるだろう。」 ミリエル「よ、よく言うわよ。 詠唱破棄での魔術で私の【ファイアーボール】を打ち消したくせに。」 女の悔しそうな表情に満足するが シエノ(加減をしたとはいえ、俺の魔術と互角か) 、
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