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そこでシェリナが復活しマーナと共に二人に近づく。
シェリナ「お二人共、お怪我はありませんか~?」
ミリエル「大丈夫よ」
シエノ「俺に傷など付く筈がない。」
少しシエノを睨みながら言うミリエル。
それに気付かず胸を張るシエノ。
シェリナ「それは良かったです~」
マーナ「それにしてもシー君は、凄いよ!」
マーナがシエノに身体を近づける。
シエノ「し、シー君?」
変なあだ名に首を傾げる。
マーナ「シエノだからシー君!」
ニッコリ言うマーナを見て他の呼び方に変えるように言おうとしたシエノだが
シエノ「ハァ~、どうにでもしろ。」
額に右手を付け溜め息を吐く。
マーナ「それじゃシー君!
あの熱エネルギー吸収ってどういう力なの?」
シエノ「簡単に言えば炎の力を吸い込み、自分の炎の力に上乗せするんだ。」
マーナ「ほぇ~、それって誰でも「できん。」そうなの?」
シエノ「あれを手に入れるには炎を恐れず、受け入れる心が必要だ。」
そこでミリエルを見る。
シエノ「それにしても、貴様
「ミーチャンですよ。」
むっ?」
シェリナ「さっきから聞いていたんですけど彼女は女や貴様って名前じゃ有りませんよ。」
シエノ「・・・・・・そうか。」
シェリナは笑顔でシエノを見ているが
その笑顔に寒気と嫌な予感を感じたシエノは再度ミリエルを見るシエノ「あ~、何て呼べばいいんだ?」
ミリエル「え?あ、ミリエルで良いわよ。」
言った後、ミリエルは顔を背ける。
シエノ「?そうか。ならばミリエル。」
ミリエル「な、なによ?」
シエノ「お前の魔武器の効果は
属性付加と魔力の増加だな?」
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