豆太の苦悩~豆太の場合~

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大森さんがキラキラした笑顔でそう言ったからうなずいたけど、正直僕はちょっと不安だった。 昨日は結局、先輩たちの作った桜餅を食べたり世間話をしたぐらいで、サッカー部らしい練習なんてひとつもしなかった。 先輩たちと仲良くなれたのはよかったんだけど、こんなんで大丈夫なのかなあ…💧 「大森さんは何部に行ったの?」 「私はまだ迷ってるんだけど、昨日はバスケ部に行ったんだ」 「へえ~」 バスケ部か…。 大人の男として、一度決めたことを覆すのはなんだか嫌だけど、不安はそんな決意をも揺るがせた。 でも、僕にはサッカーしかないんだ。 バスケや他のスポーツだと、大抵は体格で負けてしまう。
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