286人が本棚に入れています
本棚に追加
あいつは、僕の一番のライバルであり、理解者であり、友達だった。
何よりも僕たちを繋いでいたのは───お互いの身長の低さだ。(切ない)
あいつは、よく言っていた。
“豆太と僕は最高のコンブだ!!”
“コンブ?!”
“コンブ!!”
“………コンビ?”
“コンブ!!!!”
“(´ー`;)”
……あいつは、はっきり言ってただのバカだった。
でも、一番の“親友”だった。
蠅之足中学が全国大会に出場した時は、絶対二人で行ってエースになろう、と誓ったんだ。
だけど。
あいつは蠅之足中学にはいない。
入ろうとさえしなかったんだ。
最初のコメントを投稿しよう!