豆太の苦悩~豆太の場合~

19/23
前へ
/160ページ
次へ
「りりょりょりょ涼先輩!! 今のっ何ですか?!!」 「あはは、俺もなんだかんだでボール触るの久しぶりだからちょっと調子乗っちゃった(笑」 「ちょ、調子乗ったからできるとか、そういう技じゃなくないですか?!! 人間業じゃないじゃないですか!!」 「まぁいいじゃない、豆太くんもすぐできるようになるって」 「いやいやいやぃゃぃゃ..」 …さっき、僕も涼先輩みたいにすぐに背が伸びるとか思ったけど、無理みたい。 前言撤回だ。 だって涼先輩、人間じゃないみたいだもん!! 「あれ~、練習やってるの?」 と、そのとき。 部室側の方から僕たちに向かって声がかかった。 知らない声だ。
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

286人が本棚に入れています
本棚に追加