彼氏に腋臭を指摘されました。

１．出会い

１時間後。

私「結構遠いね」
Ｋ子「そうだね」

１時間半後。
私「…」
Ｋ子「……次の信号、右ね」

２時間後。
私「ていうか、めっちゃ遠くね？」
Ｋ子「ていうか、お前これ道覚えられなくね？っていうか…」

Ｋ子「ありえない！！！！！」

Ｋ子のご乱心タイムです。

Ｋ子「ありえないだろ！こんなとこまでお前をひとりでこさせようとしてんの！？女をひとりで！せめて中間地点だろ！ていうか男ならこいよ！ビッグスクーターの他に車も持ってるんだろ？こいよ！」

私「そういえば車持ってるいってたね」

Ｋ子「だめだお前、こいつは！遠いから無理って言え！遊びたいなら１００歩譲って中間地点って言えよ！行ったらなめられるぞ！都合の良い女になっちゃうよ！」

私「う、うん…」

都合の良い女にはなりたくない。
なめられたくもない。
むしろスクーターなんかのために何故私がこんな遥々遠くまでこなきゃいけないわけ。

と、この時は強く思ったので、次の日はっきりメールで言ってやりました。

スクーター「そっか、分かったよ…俺は２回もそっちまで行ったのに…」

私「（勝手に来たんじゃん。しかも途中までじゃん）とにかく、迷子の私には無理だよー。中間で待ち合わせにしよ！」

スクーター「いつにする？」

私「土日あたりがいいなー」

スクーター「平日はだめカナ？」

私「土日いそがしい？何曜日がいいの？」

スクーター「逆に、いつがいい？」

私「（は？土日っつってんだろ）えーと…平日なら木か金あたりが…」

スクーター「今日は？今日会いたいなｖ」

思いっきり月曜日ですけどー
月曜の夜とかきっついんですけどー

スクーター「今○○（数日前と同じ遥か遠い場所）にいるから、こっちまでこれない？」

またかー！！！！
数日前とまったく同じメールだしよー！

スクーター「夜なら空いてるから、２時間とかで着くヨ☆」

うんうん、知ってるー。
めっちゃ飛ばして、丸２時間かかったよ。
今から行ったら確実に日付こえるよねー。

その上。

スクーター「友達も一緒にいるから連れてこれない？」

月曜のこんな時間に一緒に行く奴がいるか？
いいや！いない！

ていうか、このスクーターの「友達連れてきて」は、今後かなり重要なキーワードになります。