2.初対面

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にやにやが止まらない。 でもここでがっつくのもどうよということで、この場はまた予定が分かり次第連絡という形でひとまず終了。 二人か… 嬉しいけど、初対面で二人きりはちょっと怖いな… そして合コンの野望… これじゃA美とY子を裏切ることになってしまうんじゃ… と見せかけの葛藤に心揺れる振りをしてみる。 見せかけです。 私の心はただひとつ。 スクーターに会ってみたい、それのみです。 数日後 私「今週の土曜日とかどうかな?」 スクーター「いいよ。どこまで来て欲しい?」 私「えっ…そりゃ地元近くまできてくれたら嬉しいけどwいいの?」 スクーター「いいよ、どこ?」 私「○○ってところ」 スクーター「了解。二人で遊ぶの?」 私「二人がいいって言ってたよね?」 スクーター「逆に、二人がいいの?」 ん? 私「まあ、二人がいいな…」 スクーター「最初は2対2で遊ばない?」 アッレーーー??????? スクーター「誰か友達連れてこれる?」 私「ああ…うん…まあ…いいですけど…」 拍子抜け第一弾。 どうでもいいけどスクーターの口癖か知らないけど「逆に」っていうのがいらっとします。 お前が二人がいいって言ったはずだろ…?何故私が断られたみたいな感じに…(くやしい) まあ会えることに変わりはない。 とりあえず合コン未経験のY子を合コンデビューさせるという名目で、同伴者は決定。 わくわくどきどきしながら一週間を乗り切り、ついに前日、金曜日。 スクーター「明日何時ごろこれそう?」 私「こっちの方まできてくれるんだよね?そっちに時間合わせるよー」 スクーター「え?こっちまでこれない?」 え? スクーター「○○駅で車で待ち合わせにしよー」 私「ああ…はい…まあ…いいですよ…いいですけどね…」 拍子抜け第二段。 ようやく気づいたけれど。 この男の気まぐれさはひどい。 お前がこっちまでくるって言ったはずだろ…? もうなんかどうでもいいや。 会えるなら。(駄目人間)
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