6.必死

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題名:Re 本文:昨日はせっかくハヤトさんと会えたのに、全然素直になれなくて、そんな自分にくやしくてなんか悲しくなっちゃったんだあ… K子「んーまあいいんじゃない」 私「本当に?これで平気?大丈夫?ねえねえ本当に?」 K子「うん」 私「本当に?ほ…」 K子「うるせーな!さっさと送れよ!もう何十分たってると思ってるんだよ!スクーター寝ちゃうよ!?」 案の定スクーターはもう寝てしまったようで、これに対する返信はその日くることはありませんでしたが。 自分を変えるための第一歩にはなりました。 今までの私だったら「別に、なんでもない」とか「だってハヤトさんが…」とか逆に相手を責めるようなことを言っていたに違いない。 この日を境に、私のメールはK子先生の熱い指導によりどんどん女らしくかわいらしく変身していきました。 すると、スクーターからのメールもなんだか今までより、より親身なものに変化していきます。 私「今日は雪だね☆雪大好きなんだー♥」 スクーター「俺も大好き♥鳩子に思いっきり雪ぶつけてやる…フェフェフェ」 私「ハヤトさんと雪遊びしたいなー🎵」 スクーター「イイネ☆今度しようよ♥雪遊び♥」 私の脳内妄想はもっぱらリリカルファンシーワールド冬バージョンにシフトチェンジ。 冬ソナみたく雪だるまキッスとかしちゃうんだ うへへ かまくら作って二人でそこで暮らすんだ うへへ しかし、私の精一杯のかわいこぶりっこは、長くはもたなかった。
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