7.第一試練

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結局このままA美宅まで二人を送るわけですが。 車の中での会話。 A美「鳩子、ハヤトさんのどこが好きなの?」 私「…どこって…」 A美「分からないならやめなよ。鳩子のこと大事だからはっきり言うよ。私はハヤトさん好きでいるのやめてほしい」 私「どうして?」 A美「どんな人であろうとここが好きだっていうのがはっきりしていて、誰に言われようと何があろうと好きなんだっていうなら別だけど。今の鳩子を見て、その覚悟があるとは思えない」 私「……」 A「鳩子、正直言ってハヤトさんて最悪な人だと思う。目にまったく優しさのかけらもないし。たぶん、あの人平気で女殴るタイプだと思う。どこが好きなのかまったく分からない」 A美の言ってることは正しいし、私を思って言ってくれてることも分かるけど。 そこまで言うんですか。 スクーターのことそんなによく知らないくせに。 むしろ今日こじれたのだってA美たちが………… はい、以上です。 書いてるだけでも吐き気がします。 自分を棚に上げてみーんな人のせいにしてます☆ どうしようもない女だな、私。
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