0.現実

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それはあまりに突然の出来事でした。 付き合って3ヶ月目。 最近そっけない彼氏に、「これが巷で噂のマンネリか」と悩む私。 突如それは訪れました。 ----------- 平成22年4月7日(水) この日、私は親友のK子とす○屋に牛丼を食しに来ていました。 K子「マンネリねえ…」 私「2週間くらい前からかな。電話も激減したしメールも返ってこないし、遊ぶ頻度も…。最近常にそっけないしさ」 私はK子に彼氏(よーちん)の相談を持ちかけていました。 よーちんはもともと心配性というか、少しだけ束縛野郎と申しますか、付き合った当初から今までメールも電話もマシンガン気味で、私がドン引き……いえ、少々圧倒されてしまう程のものでした。 そのよーちんからのメールや電話が、ここ最近にきて突然激減したことへの驚きと、やたらと冷たい態度に憤り……いえ、寂しさと不安に襲われていました。 K子「二人は普段どんな感じなの?」 私「どんな…?」 よーちん「今日もパチンコ負けた。俺って才能ないのかな…」 私「だろうね」 よーちん「今から会いたいな」 私「会えるか会えないかって聞かれたら、会えるわけがないよね」 よーちん「ごめん、今日メール返せなくて」 私「返信しないならもうメールしないから!」 よーちん「ごめん、今日予定入って遊べなくなった…」 私「ふーん、別にいいよ、じゃあね(ガチャリ)」 K子「お前…」 私「…」 ということで、K子と今後の作戦会議開始。 素直なあの頃の気持ち取り戻そうぜということで、たまには女らしい素直で可愛い包容力あるところを見せなさいとK子よりアドバイス。 私もさっそくその日から実行いたしました。 だがしかし。 その翌日。 平成22年4月8日(木) その日、私は、彼氏に腋臭を指摘されました。 私に残された道は… 現 実 逃 避 というわけで、次回より逃避の世界へと入ります。 続きます。
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