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この男、本気でかなり強引です。
案の定手が早いです。
とりあえず、この時マフラーを巻いていた私は、口元をぐるぐる巻きにして全力でガード。
しばらく私とスクーターの攻防は続きました。
スクーター「あいつら(Y子とマスオの乗ってる車を見て)邪魔だな…」
突然車を急発進させるスクーター。
どどどどこいくの!?と本気で焦りましたが、周辺をぐるりと一周して、またすぐ元の場所に戻ってきました。
Y子たちの車もまったく同じようについて来て、また後ろにとまります。
スクーター「なんでついてくるんだよあいつらー」
駄々をこねる子供のように座席で飛び跳ねるスクーター。
スクーター「もうこうなったら4人でラブホ行かない?(飛び跳ねながら)」
私「ふざけんなwww」
と、ここで は と気づくと時間はとっくに日付をこえて深夜3時近く。
車の中で何時間過ごしたんだ…
ていうかY子たちは!?
今更のようにY子のことが心配でたまらなくなってくる私。
もしマスオもスクーター並に強引で軽い人だったら…
もしかしてY子、手出されちゃったのでは!?
あまりにも後ろの様子を気にしまくる私に、スクーターが様子を見てきてやると言うので私も一緒に着いていきます。
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