1.出会い

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腋臭を指摘された私。 こんな可愛げも素直さもなく、おまけに臭う私ですが、過去の忘れられない大恋愛のひとつやふたつあるわけです。 まっすぐで一生懸命な頃もあったわけです。 というわけで、以降、私の人生を語る上で必須の人物との物語をお送りいたします。 -------- 彼と知り合ったのは2007年の11月。 きっかけは1通のメール。 「あそぼうぜ」というたった一文のみのメールに添付してあったものは、ビッグスクーターにまたがった腹黒そうな笑顔を浮かべた男。 その日、失恋のショックでメソメソ泣きついてきた私に、ついにめんどくさくなった親友K子が、「私がもっと良い男見つけてやるわよ!このメス豚が!」と私の携帯をぶん取り、出会い系サイトに投稿するというご乱心ゆえの暴挙に出ました。 「よし!合コンしようぜ!」とノリノリの私。 そして何十通ときたメールの中から何故か私達の目に止まったのが、彼のメール。 とくに心惹かれるプロフィールが書かれていた訳でもないのに今考えると不思議です。 まさに運命…(気持ち悪さが売りです) (後日K子に同じことを言ったら彼女はビッグスクーターが好きだから、という単純ながらも明確な理由があったそうです。) とにかくメール返信! 題名:Re 本文:はじめまして。他の写メもください。 アホウか!とK子に殴られる私。 こちらの自己紹介もなくその上さらに写メを要求する感じの悪さ。 だがしかし、2通目にもちゃんと他の写メが添付されてきました。 おおおおカッコイイじゃあないかあああ テンションうなぎのぼりの私とK子。 年は26才。(私は当時23才) こんな出会い方でお互い信用ないと思うし、最初はメールから仲良くなろうぜ と言う彼。 こんな感じでこの日を境に彼とのメル友の日々が続きました。 私たちの中で呼び名は”スクーター”に決定しました。 もう、メール自体がツボなんですよ。 ちょっとえろくて、そしてかわいくて、テンションが低めなところが逆に素敵な、メル友にはもってこいな感じの人でした。 そしてなんと、くしゃっとした笑顔が魅力的な市原○人似。 そんな感じで、最初から好印象だったスクーターですが、この時は本気で遊ぼうとか考えていた訳でもなかったし、私自身かなりのめんどくさがりなのでそんなに縁が続くとは誰も思っていなかったのですが…。 私とスクーターとの長い物語はこうして幕を開けました。
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