4.過ち

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そしてどうにも腑に落ちないことを言っていました。 スクーター「初めて鳩とメールした時、実は俺じゃないんだよね」 私「え!?」 スクーター「後輩が俺の携帯で出会い系やって、俺の写メ送ったんだよね。俺そういうの苦手だから」 先に言っちゃいますけど、スクーターのこの話、全部嘘なんです。 俺普段は出会い系なんてやんねーよアピールかな?って普通は思いますけど、実はこの嘘には別の理由がありました。 それについてはまた後ほど…2章くらい先で明らかになると思います。 そしてやっぱり今日も狼モードにスイッチが入ってしまうスクーター。 またマフラーぐるぐる巻きで身構える私。 スクーター「今日もこいつ(マフラーのこと)は俺の邪魔をする!」 最初は拒否をすると素直に身を引いていたのですが、だんだんと我慢がきかなくなるスクーター。 スクーター「俺もう我慢できないっす。鳩が好きっす」 私「出会ったばっかでそういうことするのいやです」 スクーター「一回やったら興味なくしちゃう系なの?」 私「いや、それそっちだからww」 私はただ一言を待ちます。 次言われたら素直になるって決めていた言葉。 「付き合おう」という言葉です。 が、あまりのスクーターの迫りようにてんぱって言ってはいけないことを連発する私。 その1。 私「私やったら好きになっちゃいますよ?」 スクーター「過去に付き合ってない人とやってそうなったってこと?」 その2。 私「好きになったら私めっちゃしつこいですよ?」 スクーター「…まあ、逆にしつこくされたいよ」 その3。 私「(やけくそ)やってもいいけどどうなっても知らないよ」 スクーター「どういうこと?しかもやってもいいとか、よくないよそういうの」 なんてこと。 スクーターの方が常識人じゃないか。
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