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序章 宇宙の孤児
Introduction;The Lost Children In Outerspace
しあわせを運んできてくれるウシュエンヨウは、どこからやってくるのだろう。
チャイラの町から来るそうだ。
“彼は正直で、年寄りで、お金持ちだけれど、彼を単純だなんて馬鹿にしてはいけないのよ”
と、女の子のメチーが歌っている。
“ウシュエンヨウは私の大好きなお友達。
ああ、向こうの方からやってくる。
お金や幸せをたくさん持ってくる。
なにもかも望みのものをみんな持って。”
メチー、メチー、それは本当なの？
“そうですとも。私はウシュエンヨウに会いに行くのよ。
お母さんが天国から
ウシュエンヨウをよこしてくださったのだもの。”
ビルマ民謡より
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