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そのころぽちはと言うと大きな自然公園に出て来ていた。
「すずはどっか行っちゃうし、やっぱあいつはダメだな。」
などと自分がはぐれたのに、すずがはぐれた思い込んでいた。
「にしても、この公園広いな・・・んあれは。」
ぽちが見た方には飼い主と楽しそうに、ボールで遊んでいる一匹の犬がいた。それを見てぽちは少し昔のことを思い出した
~回想~
ぽちの昔の飼主は名前を和美と言い、ちょうどすずと同い年くらいの、長い黒髪の、目がぱっちりとした少女だった。
和美「ほら○○○今日はボール買ってきたんだ!これで遊ぼ。」
ぽち「わん、わん」
この時の名前は思い出せないが自分はこの少女と少女が買って来たボールが好きだったのを覚えていた。そう捨てられたあの日までは、自分は幸せだと思っていた。
~回想終了~
ぽちは昔のことを思いだして少し淋しくなり。
「すずはやっぱり俺がいないと、ダメやからちょっと探してやるかな。」
と言うと、すずを探し始めた。
さてすずはと言うと、ぽちが行きそうと言うか犬が好みそうな場所を探すことにしていた。
「犬が行きそうなところか、とりあえず広いし公園から探して見るか!」
とぶつぶつ言いながら探し始めた。
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