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さて公園にやってきたすずは、ぽちを探し始めた
すず「あのバカ犬はどこ言ったんや?」
と探しているとボールを目で追っている、ぽちらしき後ろ姿を見つけた。
すず「バカ犬はぐれてこんなとこでなにしてるん?」
すると振返り、すずに向かって。
ぽち「何ってはぐれたすずを探してたんだよ!」
すず「はぐれたんはお前だろ!バカ犬」
ぽち「バカ犬ってなんだよ!ちょっとはすず探そうと思った、俺がバカだった!もう帰る!」
すず「バカ犬!一人で帰れるのか?」
ぽち「バカはお前はだ!犬には帰省本能があるんだよ!じゃ先に帰るからな!」
と言うとぽちは走って行った。
すず「あいつ鍵もないのに帰って、どうする気なんだろうな?まぁあの真直ぐなとこは嫌いじゃないけどな。」
と言うとゆっくりと歩き始めた、するとすずの元にボールが転がって来た
すず「ボールかだれだこれ落としたの?」
すると前のほうから女の人がやってきた。
女「すいません、そのボール私のなんです、返してもらえますか?」
すず「あっすいません結構使いこんでありますよね?このボール。」
女「えぇ昔飼ってた犬が好きだったんですよ。」
すず「そうなんですか、今はその犬はどうかしたんですか?」
女「ちょっと分けあって今は一緒に住んでないんです。」
すず「そうなんですかすいません、嫌なこと聞いた見たいで。」
女「いえ良いんですあの子と暮らせ無くなったのは私が悪いんだし、そうだこのボール御宅のワンちゃんに差し上げますよ」
すず「いいんですか?大事な物なんじゃないんですか?」
女「良いんです!誰かに使ってもらったほうがあの子も喜ぶと思いますし。」
すず「ありがとうございます、そうだ自己紹介遅れました、俺はすずって言います。」
女「私は和美って良います、あっもうこんな時間こんどすずさんのワンちゃんにも、合わせてくださいね。」
すず「はい、じゃこれ俺の連絡先です。」
和美「はい、ではまたね」
すず「はい、またね。」
この娘がぽちの昔の飼主だと、この時すずは知るよしも無かった。
そしてこの出会いがぽちとすずの運命を、大きくかえるのだった。
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