ドM

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「わぁー!秀斗の鼻血が止まらないよ」ヘモグロビンを含む赤い液体が僕の鼻から水道管が破裂したように流れ出る。鼻血って出すぎると大量出血になるんだよね…。このまま僕死ぬのかな?まぁ薫さんによって死ねるなら本望だけど。薫さんをみると顔が真っ青だ。「わ、私のせいで、しゅ、秀斗が死んじゃうよ…」 今にも泣き出しそうだ。誰だ!薫さんを泣かせた奴は…………僕か。このまま僕が死んだら薫さんを誰が養うんだ!僕しかいない!まだ付き合ってすらいないけど、きっと僕らは結ばれる運命なんだ。こんなところで死んでたまるか!「死んでたまるか!!!!!」「よ、良かった。秀斗が生き返った!」「だ、大丈夫だよ」するとなんと薫さんが僕に抱きついてきた。「良かった。ホント良かった」「秀斗がここまで変態だとは思わなかったぞ」大介が呆れた顔で言った。しかし僕はそれを聞いていない。なぜなら僕は薫さんに抱きつかれて、あまりの嬉しさに気絶した。もちろん顔はにやけていて、鼻血も出していた。
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