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両親は慶太にとりあえず夏休みまでは学校に行くように説得した。
別にほんの僅かの日数周りからの目に堪えればよかったので、慶太は夏休みまでの二十日あまり学校に通った。
そして両親からの提案は母方の実家で夏休みを過ごしてみないかということだった。
部活をやっていなかった慶太は特に夏休みにすることがなかったので、夏休みに入り次第母方の実家にやってきたのだった。
「はぁ……。」
雨を見ながらこれからどうしようなどと考えていたら、自然と溜め息が出てしまっていた。
「おーい慶太、スイカ食べるかぁ?」
一階から悠三の声が聞こえてきたので慶太が時計を見ると、3時ちょっと過ぎの時刻になっていた。
「食べるよー。」
時間が過ぎるのが早いなぁと感じつつ、慶太は大きく返事をして一階へと降りていった。
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