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ガラスケースからケーキを取り出しているところを、ニコニコと見つめている亜璃亜がはっ!!と俺に
「悠夜はなににしますか?」
と聞いてきた。俺は一瞬悩んでから亜璃亜に
「俺はいいよ。」
といった。するとニコニコしていた亜璃亜が急に、ホッペを膨らませて
「亜璃亜は1人で食べるのは好きじゃないです。だから悠夜も何か食べてください!!」
あっそうだった。いつもそういってたな。でも、俺はあんまり甘いのは好みじゃない。
「じゃあ…コーヒーで。」
「まぁ許します。」
と、やっと膨らんだホッペを直した。こんな子供っぽい高校生もいるんだなといつも思う。
俺たちは店員さんから、ケーキとコーヒーを受け取り2階にあるテーブルのところへいった。
「いっただきまーす♪」
なんて言いながらケーキを頬張る亜璃亜を見ながら、コーヒーを飲む。俺たちのいつもすること。
「…悠夜くん?」
後ろから突然、名前を呼ばれた。ビックリしながら後ろを振り向くとそこには何故か瑠未菜がたっていた。
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