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「瑠未菜…さん?」
「あっ名前、覚えてくれたんだあ♪」
「まっまあな。」
瑠未菜の後ろには誰も居なくて、1人で来たっぽかった。瑠未菜も女の子だしやっぱり、こういうお店に来るんだな。
「悠夜くんの彼女?」
と瑠未菜は亜璃亜に視線を移し、俺に聞いてくる。
「いや、彼女じゃ──」
「はいッ。悠夜の彼女の亜璃亜と言います。」
俺の言おうとしたことを遮るように亜璃亜がそういった。俺は思わず、唖然としてしまった。
「あっそうなんだあ。悠夜くんの彼女かわいいね。あたし、お邪魔かな?」
「あっいや、大丈夫だよ。」
俺は少し戸惑いながら、そういった。すると亜璃亜は俺の目の前の席から俺の横の席へとずれてきた。瑠未菜が
「ごめんね。お邪魔しちゃって。」
と申し訳なさそうに俺たちにいった。亜璃亜はいつの間にかムスッとした顔になっていた。
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