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なんか色々ありすぎて疲れたな。重たい足取りで階段を上がる俺。俺んちはマンションの4階。
「ただいまあ。」
「おかえりー。」
と母さんの声がした。父さんは俺の小さい頃に離婚しているから居ない。リビングにいくと母さんしかいなかった。
「あれ?佳那汰は?」
「部屋にいるわよ。」
佳那汰(カナタ)とは中2の弟で俺は2人兄弟。部屋は別々。
「佳那汰~?」
と名前を呼びながら佳那汰の部屋に入ると佳那汰は、部屋で寝転びながら本を呼んでいた。本に夢中になっているせいか、俺の存在に気づいていない。
「何読んでんだよ?」
と顔を近づけるとそこには…女の裸体!?!?コイツエロ本見てやがった…。
「あっ兄貴。おかえりー。」
なんて平然な顔をしていうから俺は唖然としてしまった。俺は1日何回唖然とすればいいんだ…。
「なんて物見てんだよ!!」
「エロ本?」
俺は思わずため息をついてしまった。さすが…思春期。よくこんな物を堂々と…。俺は呆れながら佳那汰の部屋を後にした。
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