変わらない朝

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朝、6時30分いつものように目覚める。 今日は月曜日。 いつものように 隣には私の枕を占領してちゃんと顔だして寝ているのは 猫のミーすけ。 ミーすけの鼻を指先でつんつんと すると 小さな声で鳴きながら爪を立て、手を伸ばす仕草さが可愛いくて 私の心を癒してくれる… ぼ~っと、しながらミーすけのかわいい寝顔見ているとなんとも言えないほど心地良い… 「舞子!起きないと遅れるよ…!」 「起きてるよ~!」 朝の至福の一時が、終わってしまった… 階段を降り、トイレと洗面をすませ 部屋にもどってくるくるドライヤーで髪の毛を整え メイクをする。 アイシャドーは、いつものようにブルーとパープルを使う。 洋服ダンスからスーツを選び 着替え カバンを持って階段降りる。ここまで約10分。 カバンを玄関に置き リビングとは言えないほどの台所で 立ちながらアメリカンコーヒーを飲み、テレビに出ている時間をチェックする…。 あと3分ある… 「舞子、たまにはスカートはいたら…」 「いいの!寒いし!パンツのほうが仕事しやすいから…! 明日、休みだけど会社の人とゴルフ行くから朝早いからね…」 「お母さん知らないから、自分で起きてよ…!今日も遅いんでしょう!? お母さん鍵かけて寝てるからね…!」 「わかったから…! もう行くね…」 いつものように 私の車に乗りこみ、浜崎あゆみのCDを聴きながら、会社へ向かった。 街路樹のハナミズキは、朝日を浴びてキラキラと緑色が輝いていた… 中学校の校庭の前の道に入ると桜の花びらが雪のように車のフロントガラスに降ってきて 綺麗だけど せつない気持ちになった。 桜 てきれいだけど 散るのもはやいよなぁ… 突然、携帯電話が鳴った。浜ちゃんだ! 「もしもし…おはよう♪」 「なんだって、そんなにゆっくり走ってるんだよ~!もっと早く走れよ~ 遅刻するぞ~ また、舞のことだから桜にでも見とれてたんだっぺ~♪ハハハ(笑)。」 バックミラーには浜ちゃんの車が写ってた。 「何でわかるの…?」 「わかるんだよなぁ~これが…ハハハ(笑)」 浜ちゃんは今の会社に入ってからの親友であり私のお兄さんみたいな存在で、唯一何でも話せる関係なのです。 いつものように 私の車の後を浜ちゃんの車が見守るように会社に向かった。
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