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「それもそうだな、うん！」
何やら納得したらしく、うん、うんと首を大きく縦に降っている。
「でも、お前は狙われてる可能性高いからな。気をつけろよ」
「は？」
（何で、俺が狙われてるわけ？）
樹は少々…いや、大分鈍感なところがあるため、自分が狙われているなど、毛頭も思っていなかった。
あれだけの猛アタックを受けておきながらも、気付かないとは…。
樹、恐るべし。
健一郎と樹が他の話題で盛り上がっていると、授業開始のチャイムが鳴り響いた。
皆急いで席に戻り、先生の到着を待つ。
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