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和也「危ないだろー走るなよ」
そう言って和也はあたしの手を引いて歩き出した。
いわゆる指と指を絡ませる恋人繋ぎではなく、普通に手をつないでいる。
それがなんか逆に良くてドキドキした。
手…おっきいんだな…
夜の海は波の音以外は何も聞こえず、すごく静かだ。
そのせいかなんかこの世に2人っきりのような気さえする。
それにやっぱりドキドキしてあたしは手をひく和也に甘え
目を瞑って歩いた。
波の音と春の風が本当に心地よかった。
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