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あたしはその質問にすぐに頷く事ができなかった。
正直仕事として行き詰まっていて最近は音楽からわざと距離をとっているくらいだったからだ。
でも和也にはそんなことは言えない。
嫌われたくない、そう思った。
私「そんなそんな…あたしなんてまだまだですからっ。」
あたしはそう曖昧にごまかして逃げたつもりだったが
和也「へへっ。めいさんご謙遜を。いつか見れるの楽しみにしてるからね。」
和也はそういって無邪気に笑う。
あたしは自分を少し恥じてうつむくことしかできなかった。
そんなあたしに気付くこともなく和也は急にあっ!と声を上げた。
私「え!なになに!」
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