18人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっ、その反応は…いるなぁ~!」
「ち…違うよ!気になるんじゃなくて、友達になりたいだけだもん!」
「ちなみに誰?」
「霧浦く………あっ」
口を滑らせてしまって、顔が熱くなってくる。
「そっかぁ♪霧浦くん、確かに人気そうよね~。明るいし♪」
「…。」
「あっ、真音ちゃん、そういうつもりじゃ…。」
私が落ち込んでいると里香ちゃんと絵美ちゃんが郁ちゃんに…
「もう、真音ちゃんは、まだ慣れてないんだから、いきなりそういう話をしたらかわいそうよ。」
「郁ちゃん、もう少し待ってあげようよ~。」
「う…うん。ごめん、真音ちゃん…。」
私は何も答えれなかった。
そのまま私達4人とも別々の方向に帰っていった…。
帰り道…記憶が…よみがえる。
苦い、苦い、記憶。
最初のコメントを投稿しよう!