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「明日から学校行くからね!」
「もう大丈夫なの?」
「うん、大丈夫!」
「そう?もういきなり倒れないでよ!びっくりするから…。」
「はぁい…。」
「そうそう、真音が眠っていた3日間…毎日担任の先生から電話がかかってきたわよ。」
「そうなの?…まぁ、それはそうか。」
「うん、なんか…真音の友達が謝りたいって言ってるみたいよ。」
…郁ちゃんだ…。
「うん、明日学校行ったらちゃんと話すから。」
「わかった。まぁ伝えたからね~。じゃあお母さんは仕事に行ってきま~す。」
「はいはい。行ってらっしゃい。」
「冷たい娘…。」
ぶつぶつ言いながらお母さんは仕事に行った。
「明日…郁ちゃんに、気にしないでって伝えなくちゃ。」
私は、あの場所へ向かうことにした。
ちょうど満開の…あの花の木の下へ。
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