ある物語

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やがてお姫様も年頃を迎えた。 成長した彼女は、夢を抱くようになる。 外見にとらわれず、私の心を愛してくれる王子様がいるはず…。 そんな時、王様が縁談を持ってきた。 年頃もお前とちょうどいいし、第二王子だ。 我が国に婿として来てくれる。 どうだ?会ってみないか? お姫様は拒否をした。 政略結婚だけはしたくなかったのだ。 自分を純粋に愛してくれる人と結ばれたかったから。 そんな頃、お友達のお姫様から、 近隣の王子、姫達が集まるパーティーが開かれる事を聞かされる。 王子がたくさん集まる所に行くのは、お姫様にとって恐怖以外の何物でもなかったが、 何かに引き寄せられるように、手続きを済ませ、参加することを決めた。
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