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不安の中参加したパーティーで、お姫様はある一人の王子と出会う。
決してお金持ちの国の王子ではなかった。
わいわいと騒いでいる人混みの中
グラスを片手に、彼は静かに立たずんでいた。
言葉を交わした二人はすぐに惹かれ合った。
離れていた今までの時間を埋めるように…。
彼から感じるものは、お姫様にとって心地が良く、優しいものだった。
自分の外見を気にせずに過ごせる、初めての人。
彼と過ごす時間は夢のようで、あっという間に楽しい時間は過ぎていった。
パーティーも終わりの時間になり、
二人はまた会う約束を交わし、別れる。
その夜のお姫様は、今までにない幸せな気持ちに包まれ、
彼のことを想い、眠りについた。
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