気持ちに向き合って

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「ニャー」 北原君に撫でられて、ショコラ嬉しそう。 「…あのさ。」 北原君が真剣な表情で私を見た。 「この前の図書室の奴、本当になんでもないから。」 じっと目を見つめられて、私は頭が真っ白になってしまい、何も言うことができなかった。 「じゃあ俺いくわ、コーヒーごちです。」 「ううんっじゃあね!!」 小さく手を振って、北原君はまた現場に戻っていった。 …どうしよう!! 「ショコラ!!どうしよう!!北原君と喋っちゃったよ~」 「ニャ、ニャー!?(汗)」 何であそこで働いてるのか…聞けなかったな。 ますます気になる要素が増えていくよ。 「…帰ろうか。」 「ニャー!!」 しばらくはこの気持ちと向き合おう。 そう決めた春休みだった。
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