100人が本棚に入れています
本棚に追加
「ニャー」
北原君に撫でられて、ショコラ嬉しそう。
「…あのさ。」
北原君が真剣な表情で私を見た。
「この前の図書室の奴、本当になんでもないから。」
じっと目を見つめられて、私は頭が真っ白になってしまい、何も言うことができなかった。
「じゃあ俺いくわ、コーヒーごちです。」
「ううんっじゃあね!!」
小さく手を振って、北原君はまた現場に戻っていった。
…どうしよう!!
「ショコラ!!どうしよう!!北原君と喋っちゃったよ~」
「ニャ、ニャー!?(汗)」
何であそこで働いてるのか…聞けなかったな。
ますます気になる要素が増えていくよ。
「…帰ろうか。」
「ニャー!!」
しばらくはこの気持ちと向き合おう。
そう決めた春休みだった。
最初のコメントを投稿しよう!