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とりあえず自分の席を探しているとき
「安藤さんっ!!」
知らない女子2人に話しかけられた。
「私、村田花菜ですっ!!宜しくね!!」
「神崎優子です~!!」
ショートカットで少し小柄な子と、黒髪ロングでおしとやかそうな子の2人組。
笑顔で自己紹介をしてくれた。
「安藤 薫です!!宜しく!!」
私もすかさず自己紹介を始めた。
「安藤さん、私達の間でヒーローなんだよ♪」
「へ!?」
「ちょっと前に猫を助けてたでしょ!?」
「あの時私達もその場にいたの。助けたかったんだけどなかなか勇気がでなくて…」
「そしたらすごいスピードで安藤さんが抱きかかえていったんだよ!!もう超カッコよかった!!」
「いやっそんなこと…」
「そうなのよ~!!薫って普段大人しいくせにいざという時は急に男らしくなんだよね~!!」
「心ちゃん!!」
いきなり心ちゃんが話に入ってきた。
「男らしいって何さ!!」
「あははははは!!(笑)」
4人で笑い合った。
「私、寺内 心!!宜しくね♪」
心ちゃんと2人も自己紹介し合って、4人で話が盛り上がった。
新しいクラス、いい人達ばかりでよかったなぁ…(涙)←超人見知り
「…あんどぅ~?」
改めて席に着くと、何故か隣の席の男子にじっと睨まれた。
何…?(汗)
「おいっあんどぅ!?俺だよ!!大!!七小の新山大地!!」
ん!?
「あ…大ちゃん!?」
「久しぶりだな!!クラス違ったから全然気づかなかった!!」
大ちゃんは小学校の時、一緒のクラスになることが多かった男子。
中学は別々のとこだったから、会うのはすごく久しぶりだった。
イガグリ坊主のイジメっ子だった大ちゃんが、茶髪にピアスの今時男子になっていた。(笑)
「ってかあんどぅ全然変わってねぇなあ!!(笑)超地味じゃん!!」
「うっさい!!」
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