蒼空
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──古来より伝わる石碑がある。そこには、こう書かれていた。 深緑の海に在る島。 それより南へ鷹が降り立つ。 そこで蒼き獣に出逢い互いに分かち合った。 それをよく思わぬ鷲、空にまいて、蒼き獣を討つ。 鷹は怒り狂い、神と共に鷲を討とうとする。 蒼き獣、これを悲しみ、自らを海へと沈めた。 鷹、鷲共にそれを見届ける。 それから、海は青くなり、波も穏やかとなった──。
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