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元の店は東京都の豊島区某所にあり、売上も他の店と違ってめちゃめちゃ少ない。
でも皆が凄く仲良しで、アットホームな感じが大好きなんだよね♪
懐かしい道を歩きながら店に到着。
鍵は預かって無いから、裏口のシャッターの前で、ラッキーストライクを吹かしてると、バイトの山下さんが現れた。
「青居さ~ん♪久しぶり~♪また一緒に仕事が出来てうれしいよ♪」
「あたしもだよ♪…そういえば今日は何人居るの?」
「今日はあたしと青居さんと藤原君だよ。」
山下さんも藤原君も、前に働いてた時からのバイトさん。
二人とも茶髪でちゃらちゃらしてるように見えるけど、実は凄く真面目で優しくて頼りになる。
「そっかぁ……あれ?…神谷店長は?」
ふとした疑問を口にすれば、山下さんはニッコリと笑って告げた。
「今日はお休みだよ。」
「Σはぁ?休み?…あたし鍵預かって無いんだけど?」
「大丈夫♪あたしが預かってるから、この鍵を青居さんに渡して欲しいって。…はい。」
渡された鍵を貰いつつ、あたしの怒りの焔はめらめらと燃えていた。
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