本来の位置付け

6/8
前へ
/223ページ
次へ
「ねー白石くん」 「んー?」 「まいノルマ達成したって。どう思う?」 南緒が声を掛けたマネージャーはおもむろにスケジュール帳を出す。 「……まぁ、最近2人のシフトがあるとスケジュール困るようにもなってたし、ちょうど良いんじゃない?」 大体からして俺がついた時点で辞めて良かったと思う、というこの彼は白石。 露出が増えてようやくイーゼルについた専属マネージャーだ。 「まぁ、南緒が100人に声掛けられるまでなんて言ったらいつ辞められるかわかんないけど」 「どーゆー意味!?」 【地味キャラの叫び】 (「あ、南緒、なんかブログのコメント、衝撃的な出来事って何ですかって質問ばっかつきよるよ」) (「いや、それはちょっと…」)
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加