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そもそも、sepiaと知り合ったのは数ヶ月前。
音楽番組での共演をキッカケに親しくなったsepiaと神崎のコンビ、ハイスピード。
南緒がsepiaのファンだということを知っていた神崎が、あるどっきりを企てたことまで話は遡る。
いつもと似たような調子で神崎から飲みに誘われた南緒と麻衣子だったが、普段服装に関して滅多に口を出さない神崎が、「いつもみたいな仕事帰りそのまんまみたいな格好で来るなよ!お前もまいもちゃんと化粧直して服装しっかりして来い」と命令した。
言われた時はわけがわからなかったが、神崎の判断は正解だった。
この日の南緒と言うと、舞台稽古のみの仕事だったせいでラグランにデニムという最上級のラフスタイル。
気持ち的には半信半疑だったものの、先輩命令というわけでわざわざ家に帰って化粧を直し、スカートに履き変えて指定された店に赴いた南緒。
そこで待っていたのがsepiaのメンバーだった―――というネタばらしをされた時は卒倒寸前だった。
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