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「好きです。付き合ってくれませんか」
目を疑う。
耳を疑う。
いや、ここは両方かもしれない。
むしろこの瞬間、自分の頭の中を疑った。
目の前にいるのは間違いなく、現在人気絶頂のバンド、"sepia"のヴォーカル秋山亮介であって。
今告白したのは彼であって。
確かなんだけど、でも。
「………へ?」
なぜ、
「………私?」
に?
【未知との遭遇】
(だって、そうでしょ?)
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