第1章 スペリオル

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幼き日、僕を救ってくれたその人は、一振りの長剣を携えていた。 翻されるその刃は紅い軌跡を内包し、鮮血を空に散らせる。 血の様な紅を宿す、白き半透明の剣身が踊る様は、とても秀麗で、幻想的だった。
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