揺らぐ気持ち
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夕刻。 まだ薫殿は帰ってこない 外に出て帰りを待った。 カランカラン 音が鳴った方向を見ると そこには薫殿の姿があった 「薫殿っ!」 「けん…しん?」 「どこ行ってたんでござるか!?」 「ごめんなさい…」 今にも泣きそうな顔で 言われてしまっては 言い返すことが出来なくなる。 「でも、ケガがなくてなによりでござる。」
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