揺らぐ気持ち

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薫殿の心臓の音が 薫殿の吐息が 薫殿の体温が すべて感じられる。 ずっとこのまま… 「……っ!!!」 「剣心…私も貴方の事…」 薫殿の思いがけない行動に戸惑いを隠せない 薫殿の手が自分の背中に まわっていると考えると… 「愛してる」 ?! 「えっ?……薫殿?」 「…お返しよ」 そう言って彼女は そそくさと道場の中に 入ってしまった。 何だ冗談かそう思いながらも少しガッカリしていた
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