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「だって、あなたいつも一人でいるよね。……だからね、私がいれば二人!」
指を二つ立て、笑顔を向ける彼女はすごく輝いて見えた
「お前も仲間外れにされるぞ」
俺は、きっとこの言葉に救われたんだと思う
「うん、いいよ。私にはあなたがいるもん。……で何して遊ぶ?」
だから、彼女から差し出された手を素直に握ることができたんだ
そう、これが俺の転機だった
「……お前にまかせるよ」
この子なら心をゆるせる、そう思えた
「お前じゃないよ!私には『河瀬瞳―かわせひとみ―』って言う名前があるの!!」
これが瞳との出会い
「そうか、俺は『山川空夜―やまかわくうや―』だ。よろしく瞳」
これからは
「よろしく、空ちゃん」
退屈しなくてすみそうだ
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