碧い瞳と蒼い髪

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「だって、あなたいつも一人でいるよね。……だからね、私がいれば二人!」 指を二つ立て、笑顔を向ける彼女はすごく輝いて見えた 「お前も仲間外れにされるぞ」 俺は、きっとこの言葉に救われたんだと思う 「うん、いいよ。私にはあなたがいるもん。……で何して遊ぶ?」 だから、彼女から差し出された手を素直に握ることができたんだ そう、これが俺の転機だった 「……お前にまかせるよ」 この子なら心をゆるせる、そう思えた 「お前じゃないよ!私には『河瀬瞳―かわせひとみ―』って言う名前があるの!!」 これが瞳との出会い 「そうか、俺は『山川空夜―やまかわくうや―』だ。よろしく瞳」 これからは 「よろしく、空ちゃん」 退屈しなくてすみそうだ .
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