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薫の花嫁姿もまだ見てねぇんだぞ!アイツらの事だってまだまだ守ってやらなけりゃならないってのに!何でだよ…何で後余命1年なんだよ…チクショウッ…)
また涙が流れていた。
「あぁクソッ、また泣いてんじゃねぇか!」と一人怒鳴っていたら、不意に扉が開く気配がした
「誰だ!」
「雪です。入ってよろしいでしょうか?」
「入れ」
「失礼します」
「こんな遅くに何の用だ?」
「いえ、怒鳴り声が聞こえたので、何事かと思いましたので…」
「そうか…」
「何かありましたか?」
「いや、何も無い。心配させて悪かった」
「それは、構いませんが…組長」
「何だ?」
「病気の事…やはり隠しておくのはどうかと思いますが…」
「またその事か、前にも言った通り絶対に話すな!」「しかし…」
「お前ともあろう者が何回も言わすな!」
「申し訳ありません。ですが…もし一人で抱え込むのが辛いと感じるのなら、やはり皆に言った方が良いと思います」
「それは雪お前が決める事じゃない、俺が決める事だ」
「もちろんそうです!ただ…私は、自分の意見を言ったまでにすぎません」
「………」
「組長。やはり皆に言うべきです」
「無理だ…」
「何故ですか!?」
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