手紙

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「あぁ、おはよう」 「おはようございます」と言い、二人は自分の席に就いた しばらくすると、雪と翼が起きてきた 「「…おはよう、ございます、組長。お嬢」」と二人とも眠たそうにしている 「おはよう雪・翼」 「おう、おはよう」 「おはようございます」 二人とも、眠たそうにしている。 (翼は、昨日私と話してたから眠たいのはわかるけど…雪は、どうしたんだろ?雪も誰かと話してたのかな)と、考えていると不意に雪から話しかけられたので焦ってしまった 「お嬢」 「えっ?あっ…何?」 「いえ、特にわ。ただボーっとしていたのでどうかしましたか?」 「あぁ、ちょっと考え事」「考え事?」 「うん」 「何を考えていたんですか?」 「たいした事じゃないよ」「そうですか?」 「うん。雪が眠そうにしてるなんて珍しいからどうかしたのかな?って思って」 「あぁ、それでですか」 「うん」 「別にたいした事じゃありませんよ。昨夜は少し考え事をしていたので、それであまり眠れなかっただけです」 「そうなの?」 「はい」 「ちなみに、その考え事って何だったの?」 「…知りたいですか?」 「うん」 「お嬢をどうやって口説こうか、考えていたんです」
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