手紙

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「はい。何かあったんですか?」 「いや、たいした事じゃない」 「そうですか…」 「あぁ」 「わかりました」 と、関が言って話しは終わった 「そういえば、守さん」 「何だ?翼」 「守さんってそんな服持ってました?」 「あぁ、だいぶ前に買ってて着るの忘れてたんだ」 「そうなんですか…」 「あぁ。 どうかしたのか?」 「いえ、守さんって基本的にスーツ姿じゃないですか?だから洋服を着ているイメージがなかったので…」「あぁ、そういう事か」 「はい」 「まぁ、確かに俺はスーツ姿が多いけどな…」 「守さんに一つ質問何ですけど…」 「何だ?雪」 「もし、守さんがお嬢と付き合った場合…デートとかでもずっとスーツを着ているつもりですか?」 「いや、そんな事は無いが…」 「そうなんですか?」 「あぁ…多分な」 「わかりました」 と、雪が言って話しは終わった 朝食後 「さて、じゃあお嬢そろそろ行きましょうか?」 「うん。じゃあ行ってくるね」 「おう、気をつけてな!」「お嬢、お気をつけて」 「関・渡!お前らも気をつけろよ」 「もちろんですよ!」 「わかりました」 「じゃっ、行ってきまーす!」そう言うと私たちは玄関を出た
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