プロローグ

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  生の世界から遠い遠い死の世界。 その両、世界を監理する者…通称、神様は暇で暇で仕方がありませんでした。 否、仕事が沢山有り忙しいが、とても詰まらなくて退屈なのです。 「忙しいけど、暇…」 なんとも矛盾したことを言いながら、神様は今日も生の世界を覗きます。 生の世界…平成二十二年 2010年。 生の世界…文久二年 1862年。 お気に入りの玩具を見付けました。 「…そうだ!遊興をしよう♪」 突然、思い付いた遊興。 その名は猫遊興(ゲーム)。 「又の名を“新撰組あそび”」 これで少しは暇が潰れるであろう。 退屈させないでおくれよ… ―― 楓と新撰組 ―― 今、多くの人を巻き込む遊興が神様の手により開始される…。 …暇潰しの為に。  
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