最強の男

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まばゆい光がさす、 心地よい風がカーテンをなびき、小鳥たちの歌で目を覚ます。 夢を見た…。 実際のところは 義母に叩き落とされ 受験のために引っ越しの荷造りしといた。 ダンボールを トラックに積み込み 車で寝ていたところだった。 叩き起こされたせいか、頭の奥底がヅキヅキと 響いた。 そしてー…。 ようやく東京につき 私は、興奮が抑えられなかった。 初めて見る風景は私に ものすごい影響力をあたえた。 『受験発表、受かってたら、ここに来てちょうだい。わかったわね。』 っと義母に渡されたメモをすぐさま取ると。 私は、受験表を見るため、義母とわかれた。 私が受験をした学校 赤羽高校は 公立校一馬鹿である 偏差値25 私がこの高校に通うきっかけは、 中学生の頃にいろいろ助けてくれた 親友がこの高校をすすめてくれたからだった…。 『おーい!!』 『ん!?』 受験表の前に立っていたショートカットの女の子が私に手をふっていた。 そう…。 何を隠そうあれが、 私の一番の親友 赤羽林檎 (あかばねりんご) だ。 『林檎!!』 『もぉ、おそいょ』 林檎は少々怒り気味だったので、 仕方なく謝った。 受験発表は見るまでもない当然の結果だった。 私は、林檎と帰る途中、義母のことを思い出し 林檎に別れを告げ 急いでメモの通りに その場所に向かった。
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