プロローグ

4/5
前へ
/117ページ
次へ
四方八方から掴まれる。 「うわっ!」 コイツ等に押さえつけられてるからか? 現実に戻れない! ヤバい!ヤバい! ネットで書いてあったことを思い出した。 『あの世界へ行って帰ってこれた奴しか感想は書き込めない。つまり、帰ってこれなかった奴が居ても解んない。』 まさか!? 俺、帰れないの!? イヤだ!イヤだ!イヤだ! ヤメロ! 「何しやがるんだ!」 1人の無表情な爺さんが俺の頭に手を伸ばしてきた。 「うわぁぁあ!!」 俺は目を瞑った。 うん?なんもされてない? 爺さんの手を見てみる。 あれ手首しかない? いや違った…俺の頭んなかに手を突っ込んでるんだ… この体だからできたこと。 触れようとすれば触れられる。 爺さんの無表情なはずの口元がニヤケるのを見た。 「あぁぁああぁ゛あ゛ぁぁ」 そして俺は中から触れられ かき回された。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加