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あ~今日荷物少なかったらええなー…
そんなことを考えながら自転車をとめていると
「おはようすばる!」
と耳元で馬鹿デカイ声挨拶しながら背中を叩かれたが、力が強すぎて体が前に倒れ、止めている自転車を危うくドミノ倒ししそうになった。
「痛ッ…」
不機嫌なオーラを放ちながらギロっと後ろを見ると、そこにはこれでもかと八重歯を剥き出しにしながらニカっと笑う顔が待っていた。
「おはよーさん!」
「…2回言わんでも聞こえてますから」
「なんや、人が気持ち良く挨拶してんのに『おはよう』やろ」
「ちょ、そんな何回もどつかないで下さいよ、痛いんすよ村上さん」
やめろと言っているのにまだバシバシ叩いてくる相手から逃れたい一心で歩を早めるが一行に俺から離れようとしない。
「愛のスキンシップやんけ~」
この平気で人の領域に土足で入ってくる感じ。
人に干渉されることが嫌いな俺はぶっちゃけこういうタイプの人間が物凄く苦手だ。
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